自然体を映す波打つ鏡
夜空と向かい合った海

暗い空間に浮かんだ満月
昔は特別だった月明かり

開いたままの記憶のドア
優しい肌触りのドアノブ

始まりを描いた時のように
消えていったいつかの景色

つながりに溢れた思いのように
書き綴った思い出の呼び名

奇跡が羽ばたいた瞬間のように
会いたくなった素直な笑顔

子供から大人になった体
”在(あ)る心も元気に育ったかな?”

見えないものの呼吸を感じ
想像力の翼をいっぱいに広げる命

進む今と楽しみながら生きて
出会う一日一日を大事にしていきたい

今日という日が
とても温かい過去になるように

今日という日も
いつか振り返る未来の幸せになるように

世界に一つしかない物語の結笑(けっしょう)
生まれる輝きはいつまでも現在進行形のまま






静かな夜の風
光る月を想う草花のよう
あなたを忘れられぬ想い

遠く離れた温もり
寄り添い感じたい呼吸

周りに気付かれぬよう
友情という名の魔法をかけ
隠すように包んだ恋心

時が流れる程に
胸を締め付ける恋しさ

消えない今さらに
あなたがこぼした笑顔も
鮮明に優しく映る刹那(せつな)

月明かりに照らされた濡れた頬
今宵(こよい)も拭いてくれた想い人
いつも心にいるあの日のあなた

いつまでも消えないでいて
裸身(らしん)の月が見えなくなっても

ずっと抱き締めていて
いつかあなたが知らぬ人と誓い結ばれても





鏡の中の少女
時計が止まったかのよう
真っ直ぐ見つめる十四歳

投げかける雲多き問題
いつまでも返ってこない答え
一人待ちぼうけのため息

”優しくなること”
”強くなること”
同時になれるかな?
悩みとは違う思い

”優しくなりたい”
”強くなりたい”
やっぱりなれないのかな?
理想とは違う願い

鏡に触れる少女
時計が動き出したかのよう
瞳(ひとみ)潤んだ笑い顔

飛び込んだ日々に流れ
楽しみながら自分をつくっていきたい

まるで多感な空を通り抜け
初めて出会える光のように

この瞬間から
花開いた別れは大切に飾り
かけがえのない出会いに心ときめかせて





命の時を重ね

世界の時が見せる景色

いつでもそっと送れるよう

心の言の葉で包み過ごす愛情

産声(うぶごえ)をあげる前から

暗がりを怖がらず

いつも動いている胸の中

きっと見ずに果てる頑張り屋さん

歩む命に正しい進路はなく

人生の意味の大半が後付けであるように

巡り会う幸運に感謝をし生きていこう

褪(あ)せぬ日々を編(あ)んだような年月

築いていくもの

崩れていくもの

忘れていくもの

抱き締めているもの

いき方が様々なそれぞれ

記憶の空を見上げ

輝かせかかげる結笑(けっしょう)

命が世界を喜ばすように

世界が命に溢れるように

色とりどりの今を紡(つむ)ぎ

愛(め)いっぱいにつないでいきたい

この先も明日の笑顔を思い描けるように






優しさを忘れたかのように
強く吹いた風

怒りがあらわになったかのように
恐ろしく見えた雲

窓を開けられず過ごした一夜

お日さまの笑い声が聞こえてきそうな
嵐過ぎ去りし朝

心の窓を開けた時のように
笑顔もこぼれた空の色

外へ一歩出れば真新しい感動

七色の竜(りゅう)が空を渡るかのように
きれいに架(か)かった虹(にじ)

素直な気持ちを歌うかのように
口ずさんだ素敵な始まり

いつの日も歩みは止めず
色とりどりの喜びを感じていこう

青空に微笑む花のように
夢中に希望と輝いて







読みかけの本

飲みかけのココアにも

降り注ぐ暖かい日差し

君と出会い見つけたもの

心に浮かぶ愛しさの原風景

三年目を迎えた遠距離恋愛

一人きりが苦手な互い

大切な人の声聞きたさに

風に耳をすます日々も

魔法にかかったかのように

不思議と優しい彩り

”幸せが余韻(よいん)に変わらないように”と

心寄り添わせ

交わした約束を抱き合った笑顔

世界が素敵に広がるこれからを思い描いて

温かな愛しみを感じ合い

深まる今をつないでいこうね

暮らしの灯(あか)りをいつか灯し合えるように






人生の最期はゴールなのかな?

人生に答えは必要なのかな?

心の声を解き放つように
静かな夜空の向こうへ
ひとりで問いかけてみた

教えてくれるかな?

応(こた)えてくれるかな?

時の風を追い越すように
真っ暗な空間を越え
ひとりを見つけて

遥(はる)か遠くで輝く星の海
まるで魂(たましい)を閉じ込めず
うつむかない強さを光にしているようだ

しっかりと受け止められるかな?

いつか解(わか)るかな?

過去によどまぬ光のように
両手ではかれぬ一面の下
ひとりは笑ってみせた

ゴールや答えにとらわれないいき方
思い続けながら尽くす直向(ひたむ)きさ

今こそ懸命に生きよう
想像の手が描いた夢に向かって






優しい風を呼ぶように
やわらかな日差しを迎えるように
窓を開ける朝のひと時

そろそろ起きて来るかな?
目が覚めれば
元気に走り回る無邪気な天使

二才になった天使のマイブーム
大きなお目目(めめ)を輝かす撮影会ごっこ
うれしそうに たのしそうに 見せる笑顔

集まった風や日差しも
流れる時をゆるめるぐらい
無垢(むく)な夢中と踊っているよ

今日もほっぺに小さなえくぼ
明日も一緒に撮ろうね
世界で一番愛しい天使ちゃん






「夢中」を「宇宙」と聞き違え
少し照れ笑いを見せたあなた

角張った夢を
内側で大事に抱く君

人知れずの精一杯
本気で生きている二人

動くことに力み過ぎず
起きることを乗り越えていく

不安なことばかり
心に撮らないで

不安な言葉狩り
生き甲斐(がい)にしないで

やりたいことを思うだけで
生まれるリズミカルな笑動(しょうどう)

感じる世界に飲まれず
広がる世界を進む歩み

今が今でなくなっても
記憶の空がかすんで見えても

声を掛け合い
素敵に変わり続けていく二人

目に見えない夢中や
輝きを放つ夢と一緒に







乾きが馴染(なじ)んだ手のひら

記憶になった痛みや
言葉を染めた優しさも
飾らない程感じられるよ

音符にしたい温もりや
景色が見えそうな雨粒も
生きる程変わっていくよ

二つしかない僕の手のひら

ぐっと胸に押し付けても
そっと軽く当てても
確かな存在は在(あ)り続ける

伝わる響きは眠らず
いつだって打ち間違えない鼓動
まるで精一杯の意味を示しているかのようだね

クリームで潤(うるお)した左右の手のひら

月夜の穏やかな「おやすみ」
瞼(まぶた)を閉じた先は
かさかさ知らずの夢の入り口